11月25日は「女性に対する暴力撤廃の国際デー」

 

毎年11月25日は、「女性に対する暴力撤廃の国際デー」です。

こういった国際デーが制定されていることを知らなかったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は「女性に対する暴力撤廃の国際デー」について知り、考える機会にしていただきたいと思っております。

 

1.女性に対する暴力撤廃の国際デーとは?

女性に対する暴力撤廃の国際デー(International Day for the Elimination of Violence against Women)とは、毎年1125日に定められた国際デーです。

1960年11月25日、ドミニカ共和国で独裁政治に反対し続けていた活動家のミラバル姉妹が暗殺された事件をきっかけに、女性に対する暴力に意識が向けられるようになりました。

 

1993年、国連が出した『女性に対する暴力撤廃宣言』で、女性への暴力を「ジェンダーに基づく暴力」と定義しました。(※1

 

ジェンダーに基づく暴力(国連難民高等弁務官事務所<UNHCR>による分類)

  1. 性的搾取・虐待を含む「性暴力」
  2. 殴る蹴るなどの「身体的暴力」
  3. 言葉やいじめによる「心理的暴力」
  4. 女性性器切除などの「身体的に有害とされる伝統的慣習」
  5. 社会的疎外や貧困といった「社会的・経済的暴力」

 

女性の3人に1人が生涯で一度は暴力を受けることがあると言われています。

途上国では、早すぎる結婚や古くからの慣習の女性生器切除など今もまだ根深く残っているのが現実です。

先進国においても、家庭内暴力やデートDV、痴漢など、女性であるというだけで危険な被害を受けている方も数多くいます。

暴力は体だけでなく心にも傷を負います。

その後の人生の選択を狭めてしまう可能性があり、人権を侵害する行為です。

社会的に深刻な問題だと捉えられ、「女性に対する暴力撤廃の国際デー」が制定されてから、積極的にあらゆる取組が行われるようになりました。

 

日本での取組みとしては、

内閣府男女共同参画局(※2)

毎年1112日から1125日までの2週間を「女性に対する暴力をなくす運動」期間と定め、地方公共団体や女性団体を始めとする関係団体との連携の下、社会全体で「女性に対する暴力」を許さない気運を醸成するため、広報・啓発活動などの取組を集中的に実施しています。

 

UN Woman(※3)

11月25日(女性に対する暴力撤廃の国際デー)から12月10日(人権デー)まで、16日間にわたり、世界各地で女性や女児に対する暴力のない明るい未来を象徴するオレンジ色に染める呼びかけを行っています。

SNSでは、#orangetheworld #16days のハッシュタグでシェアができます。

UN Women日本事務所は文京区と協力して啓発・周知活動を行っています。

 

2.私たちにできること

全ての女性たちへの暴力の無い社会を作るには、ジェンダーに対しての理解を深めることや性差別が許されないと認識すること、被害にあった際に適切なサポートを受けることや加害者への法律や政策を整えていくことなど、あらゆる取組みが必要です。

その第一歩として、現状を知り、声をあげていくことが必要だと考えています。

女性のエンパワメントにまつわる情報発信を行い、かつ女性差別撤廃に向けた署名、性暴力根絶に向けての募金活動を行なっている団体を紹介します。

 

認定特定非営利活動法人ウィメンズ アクション ネットワーク(WAN)

男女共同参画社会実現に向けて、女性についての情報発信や講座の開催など様々な取り組みを行っているNPO団体。

女性の権利を国際基準にするため、署名活動も行なっています。

署名はこちら

 

国際NGOプラン・インターナショナル

世界中の女性・女児に差別のない社会を実現するための情報発信や支援活動など様々なプロジェクトを実施している、内閣府から認定を受けた公益財団法人です。

ジェンダー差別による性暴力根絶に向けて寄付活動も行なっています。

寄付はこちら

 

全ての女性に対する暴力撤廃に向けて、1人1人できることを行えたら大きな力となるはず。

まずは、現状を知り一歩アクションすることからはじめてみませんか?

 

3.今、悩んでいる方へ

被害を受けている方や、日常で違和感を感じたことがあるの方に向けて、下記にて専門機関や相談窓口をまとめました。周りに相談できずに辛いお気持ちの方、1人で抱えこまずにご利用ください。(※4)

 

 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター

性犯罪・性暴力に関する相談窓口です。産婦人科医療やカウンセリング、法律相談などの専門機関とも連携しています。「#8891」に電話をかけると、最寄りのセンターにつながります。

 

性犯罪被害者相談電話

「#8103」に電話をかけると、最寄りの各都道府県警察の性犯罪被害相談電話窓口につながります。

 

Cure time

これって普通なの?と思うこと、イヤだったこと、困っていること、モヤモヤしていることなど何でも誰でも匿名でチャットから相談できます。

 

4.INCEINの取組み

INCEINでは、売上金額の1%を性被害の課題にも取り組んでいるPILCON(ピルコン)に寄付しています。

 

NPO法人ピルコンとは

「人生をデザインするために性を学ぼう」をコンセプトに中高生や保護者向けの性教育講演や、正しい知識に基づく情報発信など啓発事業を行う非営利団体です。

 

私たちINCEINは、全ての女性が自由に自分の選択を尊重できる社会を望み、目指しています。まだまだ道半ばですが、女性に対する暴力を根絶し、あらゆる女性にとって自由な社会を作るために、今後も発信し続けていきます。

 

 

※1 女性に対する暴力撤廃宣言|国連総会決議 48/104 翻訳・解説 米田 眞澄

※2 「女性に対する暴力をなくす運動」の実施について|内閣府男女共同参画局

※3 女性に対する暴力の撤廃に向けて|UN Woman

※4 性犯罪の相談窓口|NPO法人ピルコン